奈良時代の貴族とはどういうものであったのか

論述ネタとしては、教科書に記述が少ないため資料が与えられて読み解く形式が多いですが、一応知識として知っておきましょう

奈良時代の貴族といえば特権を思い浮かべる人が多いと思います

蔭位の制によって貴族の子や孫が一定の位階を与えられることや、調、庸、雑徭の免除などからも貴族は特権を享受していました

しかし、貴族の特徴はそれだけではありません

貴族には官僚としての行政能力、儒教的学識も求められました

なぜでしょうか?

答えは律令制にあるんです

律令制度の特徴の一つとして官僚制度があります

当時の貴族とは官僚なんです

つまり、貴族としての特権で身分がある程度保証されている一方で官僚としての能力が求められました

氏族を単位として、先祖伝来の特定の職務を担う一方で個人を単位とする行政能力が求められました

このような二面性を貴族は有していたのです