江戸時代には身分制度が確立し、この時代に特徴的なシステムが江戸末期まで続くことになります

身分制度はそれぞれの時代に特徴的なので把握しておきたい論述ポイントです

江戸時代になると士農工商の別がはっきりとし主従関係が厳格となります

また、同一身分内でも序列、階層ができるんですね

支配身分は将軍や大名以下の武士、天皇、公家、上位の僧侶などです

被支配身分は百姓、職人、商人、えた、非人です

この中でもえた非人は士農工商の枠を外れた被差別民で、厳しい差別を受けました

ここまでが基本ですね

論述で大切になるのは次に説明する家制度です

時代によって家に対する考え方は異なります

江戸時代は特にポイントなのでマスターしましょう

江戸時代は強力な家長権の下で身分は家ごとに世襲されました

長子による相続が一般化し、三行半や縁切り寺に見られるように男尊女卑の傾向が強まりました

ここで三行半とは夫から妻に一方的に出される離縁状ですね

女性からの離縁は鎌倉の東慶寺などの縁切寺に駆け込むしかありませんでした